佐藤
不育症って、最近よく耳にするようになりましたよね。友人が「検査を受けたいけどお金がかかる」って悩んでいて、何か助成制度があると聞いたんですが。
室谷
ありますよ!国が「不育症検査費用助成事業」というプログラムを設けていて、都道府県・指定都市・中核市がそれぞれ実施しています。先進医療として指定された不育症検査の費用を補助してくれる制度です。
佐藤
先進医療として、というのがポイントなんですね。
室谷
そうなんです。こども家庭庁が「現在研究段階にある不育症検査のうち、保険適用を見据え先進医療として実施されるものを対象に、検査に要する費用の一部を助成している」と明記しています。将来の保険適用に向けた橋渡しの制度、という位置づけですね。
佐藤
えっ、じゃあ通常の健康保険が使える検査だけじゃなくて、先進医療の検査費用も助成してもらえるってことですか!
室谷
まさに。しかも東京都なら一般的な不育症検査(子宮形態検査・内分泌検査・染色体検査など)と先進医療の検査を合わせて、最大5万円まで助成されます。夫婦1組につき1回限りですが、まとまった補助ですよね。
不育症とは?どのくらいの人が悩んでいるのか

佐藤
そもそも「不育症」って、どんな状態のことを言うんですか?不妊症とは違うんですよね?
室谷
違います。不育症は「妊娠はできるけれど、2回以上の流産や死産を繰り返してしまい、なかなか赤ちゃんを産めない状態」のことです。妊娠能力はあるんですが、妊娠を維持するところで問題が起きているんですね。
佐藤
ほんとに?流産って、誰にでも起こりうることだと思っていたのですが。
室谷
もちろん、1回の流産はよくあることです。初回妊娠での流産確率は約15%。でも2回繰り返すと次の妊娠で流産する確率が17〜31%に上がり、3回以上繰り返すと25〜48%にもなるんですよ。
佐藤
そんなに上がるんですね。それは早めに検査を受けた方がよさそう。
室谷
そうです。精査することで、反復流産(2回)では約40%、習慣流産(3回以上)では約50%に何らかの原因が見つかるといわれています。原因がわかれば適切な治療につながって、健康な赤ちゃんを授かる可能性も上がる。
佐藤
原因ってどんなものがあるんですか?
室谷
大きく分けると5つくらいあります。まず、初期流産の50〜70%は受精卵の染色体異常が原因です。それ以外だと、子宮の形態異常(子宮の形が特殊)、抗リン脂質抗体症候群(血栓ができやすい体質)、血液凝固異常、甲状腺機能異常、夫婦の染色体異常などが挙げられます。
佐藤
意外と多いですね。しかもそれだけ原因があれば、複数の検査をしないといけないわけで、費用もかかりそう。
室谷
そこが助成制度のありがたいところです。検査の種類によっては数万円かかりますから、自治体の支援を使わない手はないですよ。
:::pointbox{title="不育症の主なリスク因子"}
- 染色体異常: 受精卵の染色体異常(初期流産の50〜70%)
- 子宮形態異常: 中隔子宮など、子宮の形状に問題がある
- 抗リン脂質抗体症候群: 血液が固まりやすい体質
- 血液凝固異常: 血流障害により胎児への栄養供給が不足
- 甲状腺機能異常: ホルモンバランスの乱れ
- 夫婦染色体異常: 均衡型相互転座など :::
佐藤
なるほど、こんなにいろんな原因があるんですね。では実際に、この助成制度はどんな検査が対象になっているんでしょうか?
対象となる検査・対象者の条件
室谷
東京都の場合、対象となる検査は以下の7種類です。
| 検査名 | 概要 |
|---|---|
| 子宮形態検査 | 子宮の形や内腔の状態を確認 |
| 内分泌検査 | 甲状腺ホルモン・女性ホルモン等の血液検査 |
| 夫婦染色体検査 | 夫婦それぞれの染色体を調べる血液検査 |
| 抗リン脂質抗体 | 血栓リスクを調べる血液検査 |
| 血栓性素因スクリーニング(凝固因子検査) | 血液凝固異常を調べる検査 |
| 絨毛染色体検査 | 流産した組織の染色体を調べる検査 |
| 先進医療として告示された不育症検査 | 国が先進医療として承認した検査(順次拡大) |
佐藤
最後の「先進医療として告示された不育症検査」って、どんな検査なんですか?
室谷
具体的には、次世代シーケンサーを使った流死産絨毛の染色体検査や、抗ネオセルフβ2グリコプロテインI複合体抗体検査などです。最先端の遺伝子解析技術を使った検査で、原因の特定精度が高い分、費用も高額になりやすい。
佐藤
なるほど、だからこそ助成が必要なんですね。では対象者の条件は?
室谷
東京都の場合は、次の4つをすべて満たす必要があります。
:::pointbox{title="東京都の助成対象者 4つの条件"}
- 婚姻要件: 検査開始日において夫婦(事実婚を含む)であること
- 年齢要件: 検査開始日における妻の年齢が43歳未満であること
- 住所要件: 検査開始日から申請日まで、都内に継続して住民登録していること
- 医療・既往歴要件: 保険医療機関での検査を受けていること、かつ2回以上の流産・死産の既往があること(または医師に不育症と判断されたこと) :::
佐藤
事実婚も対象なんですね、それは助かりますね。43歳未満というのは、妻の年齢ですよね。
室谷
そうです。夫婦で別々の検査開始日がある場合は、どちらか早い日が基準になります。
佐藤
所得制限はあるんですか?
室谷
東京都の不育症検査助成には所得制限がありません(笑)。神奈川県も「年齢や所得などの要件はありません」と明記しています。これは不妊治療の助成と比べると、かなり使いやすい制度です。
佐藤
マジですか!所得制限なしなら安心して申請できますね。
助成金額と申請の注意点

室谷
助成金額は自治体によって異なりますが、東京都と神奈川県を比較してみましょう。
| 項目 | 東京都 | 神奈川県(県管轄区域) |
|---|---|---|
| 助成上限額 | 5万円 | 検査費用の7割(上限6万円) |
| 助成回数 | 夫婦1組につき1回 | 検査1回につき |
| 対象検査 | 7種類(先進医療含む) | 先進医療3種類のみ |
| 年齢要件 | 妻43歳未満 | なし |
| 所得制限 | なし | なし |
| 申請期限 | 検査終了日から6ヶ月以内 | 費用支払日から90日以内 |
佐藤
えっ、神奈川は7割助成!しかも上限6万円。東京の5万円より高いですね。
室谷
神奈川は先進医療検査だけに絞っている分、1回あたり最大6万円と東京都より手厚い仕組みになっています。自分がどの検査を受けるかによって、どちらが有利かが変わってきますね。
佐藤
住んでいる自治体によって全然違うんですね。居住地の自治体に確認が必要ですか?
室谷
必須です。国がこの事業の実施を都道府県・指定都市・中核市に委ねているので、お住まいの自治体に問い合わせるのが一番確実です。
佐藤
申請期限が「検査終了日から6ヶ月以内」というのは、結構短い気がするのですが?
室谷
気をつけてほしいのはまさにそこです。東京都は「いかなる理由でも、申請期限を過ぎたものは受け付けることができない」とはっきり書いています。神奈川は支払日から90日以内とさらに短い。検査が終わったらすぐに申請の準備を始めてください。
:::warning{title="申請期限を絶対に守ること!"} 東京都: 検査終了日から6ヶ月以内 神奈川県: 費用支払日から90日以内 いずれも期限超過は理由を問わず受付不可。検査後すぐに書類集めを始めましょう。 :::
佐藤
怖い。早め早めに動かないといけないですね。書類は何が必要なんですか?
室谷
東京都の場合は、①不育症検査助成事業受診等証明書(医療機関が記入)、②住民票の写し(3ヶ月以内発行)、③戸籍全部事項証明書(戸籍謄本、3ヶ月以内発行)の3点が基本です。
佐藤
医療機関が書く証明書があるんですね。それは医療機関に事前に依頼しないといけない?
室谷
そうです。証明書の作成に文書料がかかる場合もあるので、受診前に確認しておくといいですよ。
申請の流れ
佐藤
電子申請があるのは便利ですね。紙を郵送しなくていいんですか?
室谷
東京都は電子申請が原則になっています。ただし一部の自治体は郵送のみの場合もあるので、事前確認が大事です。
佐藤
申請から振込まで、どのくらいかかりますか?
室谷
自治体によりますが、おおむね2〜3ヶ月程度と見ておくといいでしょう。書類に不備があると審査が遅れるので、確認は念入りに。
先進医療としての不育症検査とは何か
佐藤
「先進医療として指定された不育症検査」というのが気になるのですが、なぜわざわざ先進医療というカテゴリがあるんですか?
室谷
先進医療というのは、通常の保険診療ではまだカバーされていないけれど、有効性や安全性が一定程度確認されて、国が認めた高度な医療技術のことです。保険診療と組み合わせて使えるという特殊な枠組みになっています。
佐藤
なるほど。保険が効かないから高額になりやすいけど、将来の保険適用に向けた布石なんですね。
室谷
まさに。こども家庭庁が「保険適用を見据えて先進医療として実施されるものを対象に助成する」と明言しています。今の先進医療として指定されている不育症検査の具体的な種類は以下の通りです。
| 先進医療番号 | 検査名 | 概要 |
|---|---|---|
| A番号24 | 流死産絨毛・胎児組織染色体検査(次世代シーケンサー使用) | 流産・死産した絨毛や胎児組織のDNAを解析し染色体異常を詳細に調べる |
| A番号29 | 抗ネオセルフβ2グリコプロテインI複合体抗体検査 | 特殊な抗体の有無を調べる新しい血液検査 |
| A番号31 | 流死産絨毛・胎児組織NGS染色体検査 | NGS(次世代シーケンサー)を用いた高精度染色体解析(2026年5月1日以降実施分が対象) |
佐藤
令和8年(2026年)5月以降に対象が広がったものもあるんですね!
室谷
そうです。先進医療は国の先進医療会議で順次追加されていく仕組みです。最新情報は厚生労働省のホームページで確認してください。
:::warning{title="先進医療は実施できる医療機関が限られている!"} 先進医療は、厚生労働省から実施機関として届出または承認を受けた保険医療機関でしか受けることができません。受診前に厚生労働省の先進医療実施医療機関一覧を必ず確認してください。 :::
佐藤
ふつうの病院でも先進医療が受けられるわけじゃないんですね、知らなかった。
室谷
大学病院や高度医療機関が中心になります。事前に電話で確認するのが一番確実ですよ。
自治体ごとの実施状況と問い合わせ先
佐藤
この制度、全国どこでも同じ内容で使えるんですか?
室谷
同じではありません。国が事業の枠組みを作り、費用の一部を負担しますが、実際の運営は都道府県・指定都市・中核市それぞれに委ねられています。ですから助成額・対象検査・申請方法は自治体によって差があります。
佐藤
なるほど。ざっくり全国的にどんな感じか教えてもらえますか?
室谷
一般的な傾向として、助成額は5万〜6万円程度、申請期限は検査終了後2〜3ヶ月から6ヶ月が多い印象です。でも具体的な条件は自治体により異なるので、必ずお住まいの担当窓口に確認してください。
| 自治体(例) | 担当部署 | 問い合わせ方法 |
|---|---|---|
| 東京都(都内区市町村) | 各区市町村の子育て支援・母子保健担当 | 各区市町村ホームページ・電話 |
| 神奈川県(県管轄地域) | 神奈川県健康増進課 母子保健グループ | 電話: 045-210-4786 |
| 政令市・中核市 | 各市の担当部署 | 各市ホームページ |
:::pointbox{title="問い合わせ先"}
- 国全体の情報: こども家庭庁 不育症に関する取組み
- 各地の申請窓口: お住まいの都道府県・指定都市・中核市の子育て支援・母子保健担当部署(市区町村のホームページで確認)
- 神奈川県(県管轄地域): 神奈川県健康増進課 母子保健グループ 電話: 045-210-4786 :::
佐藤
神奈川は横浜・川崎・相模原・横須賀に住んでいる場合は各市に問い合わせるんですよね。
室谷
そうです。政令市や中核市は独自に実施しているケースが多いので、必ず自分の市町村を確認してください。
佐藤
ほんとに「まず自治体に問い合わせる」ことが大切なんですね。では、受診できる医療機関はどうやって調べればいいですか?
室谷
東京都は「不育症検査等実施医療機関一覧」をエクセルで公開しています。先進医療については、厚生労働省の先進医療実施医療機関一覧が最新情報です。通常の不育症検査は一般的な産婦人科・婦人科でも対応していることが多いですが、先進医療は必ず事前に確認してください。
この制度を賢く使うためのポイント
佐藤
制度を最大限活かすために、注意することはありますか?
室谷
いくつかポイントをまとめますね。
:::pointbox{title="制度活用のための5つのポイント"}
- ① 受診前に自治体の窓口に確認: 助成対象となる検査・医療機関・必要書類を事前に把握する
- ② 保険医療機関での受診が必須: 自由診療クリニックで受けても対象外になることがある
- ③ 年齢要件は検査開始日基準: 43歳の誕生日前に検査を始めれば対象(途中で43歳になっても基準日は開始日)
- ④ 申請期限の管理は検査終了直後から: 書類収集に時間がかかるので早めに動く
- ⑤ 医療費控除との併用が可能: 助成金を差し引いた自己負担分は医療費控除(確定申告)の対象になる :::
佐藤
医療費控除と組み合わせられるのは大きいですね!
室谷
助成金は非課税所得なので確定申告不要ですが、自己負担分は医療費控除で戻ってくることがあります。年間10万円超の医療費がある方は積極的に活用してください。
佐藤
不妊治療と並行して不育症検査を受けている方もいますよね。そういう場合は両方の助成を受けられますか?
室谷
制度が別々なので、それぞれの要件を満たせば両方使えます。不妊治療の保険適用と先進医療助成、東京都不妊検査等助成はまた別の制度です。混同しないように気をつけてください。
佐藤
そうか、不妊と不育は別の制度なんですね。
室谷
そうです。不妊治療(体外受精など)は別のラインで助成があります。不育症検査は「妊娠はできるけど維持できない」ケースへの支援なので、性質が違います。
基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 不育症検査費用助成事業 |
| 実施機関 | こども家庭庁・都道府県・指定都市・中核市 |
| 対象者 | 夫婦(事実婚含む)で2回以上の流産・死産の既往がある方、または医師に不育症と判断された方 |
| 年齢要件 | 検査開始日に妻が43歳未満(自治体により異なる場合あり) |
| 所得制限 | なし(多くの自治体で共通) |
| 対象検査 | 子宮形態検査・内分泌検査・染色体検査・先進医療指定検査など(東京都の場合7種類) |
| 助成上限 | 5万円(東京都)、6万円=費用の7割(神奈川県)など自治体により異なる |
| 申請期限 | 検査終了日から6ヶ月以内(東京都)/ 支払日から90日以内(神奈川県)など |
| 申請方法 | 電子申請または郵送(自治体による) |
| 公式情報 | こども家庭庁 不育症に関する取組み |
佐藤
申請期限が自治体によって違うのが要注意ですね。
室谷
まさに。6ヶ月と90日では全然違いますから、ご自身の自治体のルールを必ず確認してください。
不育症に関連する制度・サポート
佐藤
不育症の方が活用できる他の制度はありますか?
室谷
いくつか関連する制度があります。
佐藤
教えてもらえますか?
室谷
まず、不妊治療と不育症は別の問題ですが、不育症治療(抗リン脂質抗体症候群へのヘパリン療法など)には保険が適用されるものもあります。不妊治療の保険適用と先進医療助成のページも参考にしてください。また、不育症の相談窓口として、都道府県が設置している「性と健康の相談センター」があります。医学的・専門的な相談だけでなく、経験者によるピアサポート活動も行っています。
佐藤
精神的サポートもあるんですね。流産を繰り返す経験は、精神的にもつらいですからね。
室谷
そうです。「テンダーラヴィングケア(TLC)」といって、心理的・精神的なサポートが妊娠転帰にも良い影響を与えるという報告があります。専門医に定期的に診てもらいながら、サポート体制を整えることが大切です。
佐藤
妊婦健診の助成制度と組み合わせて使えるものもありますよね。
室谷
はい。無事に妊娠が継続できれば、妊婦健康診査の公費助成(多くの自治体で14回分補助)も活用できます。また、不育症で何らかの疾患が見つかった場合、その治療費については医療費控除(確定申告)や高額療養費制度が使えることもあります。
佐藤
思ったより多くの制度が関係してくるんですね。一度整理して把握しておく必要がありそう。
室谷
そうですね。特に高額療養費は月をまたいで複数の検査・治療をする場合に効いてくるので、合わせて活用してください。
よくある質問
佐藤
気になる方が多そうな疑問をいくつか聞いていいですか?
室谷
どうぞ!
佐藤
まず、「検査の一部だけ申請できますか?」という質問。たとえば5種類受けたうち、2種類だけを申請するとか。
室谷
基本的には助成対象の検査をまとめて申請します。東京都の場合、対象期間(夫婦いずれか早い検査開始日から1年間)内に受けたすべての対象検査を合算して、5万円の上限内で助成されます。特定の検査だけを選んで申請するという形ではありません。
佐藤
なるほど、期間内の合計で判断するんですね。では「先進医療の医療機関は近くにないのですが、遠方でも対象ですか?」
室谷
基本的に居住地の自治体の助成対象になっていれば、他の都道府県の医療機関で受けた検査でも対象になることが多いです。ただし自治体によってルールが異なるので、事前に確認してください。
佐藤
では「流産した後、いつから申請できますか?」という質問は?
室谷
申請は検査が終わった後にできます。流産そのものではなく「不育症検査を受けた費用」への助成なので、検査を受けてから、検査終了日(または費用支払日)を起点として申請期限内に手続きしてください。
佐藤
最後に「申請が通らないケースはありますか?」
室谷
よくあるのは①対象外の医療機関での受診、②期限超過、③書類不備の3つです。特に「保険医療機関での受診」という要件を満たしていないと対象外になります。自由診療の専門クリニックだけで受けた場合も注意が必要です。
佐藤
ありがとうございます。不育症の方にとって、心強い制度ですね。
室谷
流産・死産を繰り返す経験は本当につらいもので、経済的な不安が重なるとさらに負担になります。この助成制度をうまく活用して、少しでも前向きに検査・治療に臨んでいただければと思います。
佐藤
まず自分の住んでいる自治体の窓口に問い合わせることから始めるんですね。
室谷
そうです。こども家庭庁が事業を統括していますが、実際の申請は都道府県・指定都市・中核市に問い合わせてください。こども家庭庁の公式ページから最新情報も確認できます。